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もてなされる側から、もてなす側へ

パーティーから一夜明けた朝、滞在したオテル ド パリのSPA施設で施術を受ける事にしました。そのSPAはマリーンセラピーの世界最高峰と賞され、王侯貴族、大富豪達が愛して止まないSPA「レ テルム マラン ド モンテカルロ」です。

地中海を望む美しいロケーション、昼間でもどこか「黄昏」を感じさせる贅沢な設計。医師が常勤しているのはもちろんの事、最新の設備を取りそろえ、一流のシェフによるスパクィジーンも、スパ ラウンジも充実、最高のホスピタリティーが用意されています。

施設内のBGMは、BGMコンサルタントが月替わりで選曲した音楽を使用し、シチュエーションに合わせたBGMが流れています。またSPAメニューも多彩で、本場地中海式のタラソ メニューの他、純金にバラのイメージをあしらったタイルが埋め込まれた容器で足を暖めたあと、ダイヤモンドの粉と金で肌を磨いて全身を輝かせるトリート メントなど、世界中のセレブを唸らせたSPAメニューなども用意されているのです。心身ともにリフレッシュした後は、最新のモードに着替えてモンテカルロの街に足を踏み出せば、3つ星レストランや、ショー、カジノ、バレエなどのエンターテイメントが用意されているなんて、まるでおとぎの国のようではありませんか。

「もてなされる側から、もてなす側へ」

私はSPAの海水プールに映る自分の顔を覗き込むようにして考えていました。今、プールに映る私はゲストで、もてなされる側の人間。けれども心のどこかで水面の向こう側に違う自分がいるのを感じる。それは、この洗練された贅に包まれた美しいSPAに来るゲストを音楽でもてなす側に立つ私です。私は夕べのパーティーでの興奮と、突然沸いた熱い意志を抱いて、吸い込まれるようにもう一人の自分がいるプールの水面へと身体を滑らせていました。

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モナコ公国でのチャリティー パーティー

その転機が訪れたのは、私が幸運にもモナコ公国でアルベール王子(現 大公)を始め世界のVIPが出席される、スペシャル オリンピックのチャリティー パーティー「フェイシズ オブ モナコ」の音楽をプロデュースする機会に恵まれ訪れた時でした。

パーティーにはスペシャル オリンピックに出場される選手とご家族の方々も出席されます。上品でなければなりませんが、スポーツ選手が主役なので堅苦しいクラシック音楽でもマッチしません。チャリティーの主旨を伝えながらも、エンターテイメント性も欲しいと言う主催者側の要望から、会場から椅子やテーブルは取り払われ、代わりにクラブばりの照明とDJステージの機材がわざわざドイツから運ばれ、TV番組のセットのごとくそれが目の前で組み上げられて行きました。

フローリストは最高の飾り付けを、そして私はパリからバイオリニストを、ニースからDJを呼んでクラシック音楽とダンスを融合させると言う演出を行い、その夜のパーティーは大成功。出席者が、オペラのメロディーと4つ打ちのハウスビートに乗って、軽く談笑をしながらシャンパン グラスを片手に踊っているのです。モナコらしく、優雅で圧巻でした。その時の興奮は忘れられません、私の選曲とアイデアは社交界のパーティーで拍手とダンスとシャンパンを持って迎えられ、音楽プロデューサーとして興奮の一夜を経験させていただいたのです。

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